誰かさんの出来事

 離ればなれになっているこそ、よく連絡し合い、いつもより相手のことを気にする。
 それが別れないコツであり、当たり前のことでもある。

 友人は言う。大学に戻った私は浮気するんちゃうのかって。
 そりゃ大学には優秀な人たちはいっぱいいる。研究仲間に囲まれる毎日だもの。
 でも、わたしは彼と人生を共に歩むことに決め、結婚した。優秀な人たちはいるかもしれんが、わたしは彼と一緒に歳をとることを楽しみにしている。
 
 彼は浮気する?
 それはない。(と信じている私)

 けど、彼は無神経。
 正直、結婚は早かったと思っている。
 それは親しい友人にも話した。
 今日は、ここで公言する。
 結婚は早かった。
 
 彼にはまだ家族を守り、家族のことを気にする心の余裕なんてなかった。
 まだ子どものままで、だれにも構わされず、気のままに生活したがっている。
 彼にはまだ結婚の大変さを担う力のところか、その大変さに意識さえもしていなかった。

 離婚は怖くない。
 怖いのは、自分に「大丈夫」と言い聞かせる日々が日常になること。
 怖いのは、自分がその大変さを一人で担い続け、終わりが見えてこない日々。
 怖いのは、自分はその生活に慣れてしまうこと。
 そんなだったら、離婚は怖くはない。
 むしろ、早くすべき。
 
 人生は一度しかない。
 悔いのないように。

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