誰かさんの出来事2

 友人は次々と帰国していく。
 
 いま、周りに友だちは誰ひとりもいない。

 泣きたい。
 大声で泣きたい。
 「大丈夫?」と声かけられたい。
 甘えたい。
 「大丈夫よ。わたしがいるから。」
 「一人じゃないのよ。」
 だれか、そう言って。
 私にそう声かけて。

 M県へ一年。
 周りに知り合いは誰もいない。
 孤独の一年間だった。
 
 この一年で、私は一体なんのために過ごしたの?
 
 そして、いま。
 本当に友だち誰もいないのは、私だった。
 

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